カスタマイズできない販売管理システムで大丈夫?
クラウドすら無料対応できてないアプリを使っている企業がたどる末路とは

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今回はカスタマイズできない販売管理システムで大丈夫?無料対応できてないアプリを使っている企業がたどる末路とはという形で怖い話をしたいと思います。

販売管理アプリがあるのに集計はエクセル。 そのシステムが積み重ねる赤字リスク


企業の多くは販売管理システム専用ソフトを入れていらっしゃいます。
業界標準という形で、その業界専用のアプリケーションを入れている。

当然ながら、色々な機能が特化されて業界用語も合わせてあって
すごく使いやすい!」というお話をお聞きすることが多いです。
良いアプリケーションなので全く問題ないと思われます。
ところがそれでも残業が減らないんです。

具体的には、週に一回ぐらい営業部長さんが夜中まで残業しながら営業報告書を書いているという事が毎月行われているようなのです。

しかも、そのアプリから直接書き出しが出来ないケースがあってエクセルで集計し直していることがあります。
その作業を営業部長さんという職位の立場で高い人がやっていることがあります。

外部の会社さんからしますと考えられません。
滑稽に見えるような作業ですが、意外と少なくないです。
課長以上の方がやっていることが多いです。

販売管理ソフトをきちんと設定していれば、あるは適切なカスタマイズが行われていればボタン一つで出来るはずの簡単な集計業務に課長さんや部長さんのエネルギーを使います。
なおかつエネルギーだけでなく、残業コストをかけて残業させます。
その時間やコストの浪費を含めて、あるいは中心の社員さんにそれだけの作業でエネルギーが奪われるという徒労感です。

それによって新しい事業だったり、本来しなければいけない事業だったりに全くついていけなくなります。
手が回らないということで、これは目に見えない赤字だと思います。
そういう部分に問題があると思いますが、販売管理なのにきちんと集計出来ないというのが多いです。

もう一つ言いますと、適切にカスタマイズされた業界専用の販売管理なのに集計が間違っているというケースがあります。
信じられないですが、売り上げの集計のやり方によっては正しい集計結果が出ないこともあります。
正しい集計結果が出ないという信じられないケースがいくつか散見しています。
このケースは、システムの改修が緊急の課題だと思います。

多くのケースでカスタマイズできないアプリに乗り越えて同じように苦労される経営者が目につきます
そしてどういうわけか、カスタマイズが出来る販売管理システムというのが流行っていかないのが少し心配な部分であります。

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今はクラウドの時代です。

昔ながらのコンピューターの繋ぎ方と違って、一旦クラウドに全部データを上げてしまいます
そちらの方がかえって安全であるという考え方が多いです。

それなのに販売管理ソフトの中で多いのは、ネットワーク対応版のような形です。
言葉としては、スタンドアロン版ネットワーク対応版という形で分けて出荷されています。

スタンドアロン版よりもネットワーク対応版の方が数倍価格が高いです。
ちなみに、そのネットワークのデータがサーバー版として社内に置かれています
これが一番危ないパターンだと思いますが、当たり前にまかり通っています。

しかも、そのネットワーク版というのが例えば事務社員さんだったり、課長さんだったり、部長さんだったりと3台使うとしたら、それぞれユーザーごとに課金されるという形です。
さらに、社外からは全く見れない状態です。

これは一見セキュリティーが高いように見えますが、今はセキュリティーを守る技術はいくらでもあります。
2段階認証を含みまして、パスワードを盗まれたとしてもそのデータを見ることは出来ないという技術はいくらでもあります。

むしろ、いざという時にデータの保全作業が出来ないというのは相当危険です。
オフィスに強盗が入るというのは極端ですが、何らかの雨漏りや破損データが全て飛んでしまうことがあると思います。
特に雨の災害でやられている方が多いと思いますので、その保全が全く出来ないというのが問題だと思います。

その次に、例えば経営幹部さんが「数字を見たい」とおっしゃったとします。
データ集計をしたいという場合に権限がないために社員さんに頼まないといけなくなります。
職位が上の人なのに、権限がない為に職位が下の人に頼まなければいけないという不思議なことが起こりやすいです。

たまに見かけますが、売上推移を壁にマジックペンで書いていたり、手書きのグラフを毎日つけていたりと50年前にワープしたのではないかと戸惑うことが多いです。
普通であれば指一本で出来ることを今だにやっていらっしゃいます。
それがモダンではない販売管理ソフトだと、昔の処理体系が残っていることが多いのでなかなか上手くいかないというケースをよく見かけます。

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最後ですが、問題含みのアプリケーションです。

有名であっても問題が含まれているようなアプリケーションは相当あると思います。
見分け方がいくつかあるんですがそれは簡単です。

まずはクラウド対応が別料金になっていることです。
これはパソコン一台ポツンと使う場合にスタンドアロン版を使うということです。

昔であればそれで良かったのですが、無理矢理ネットワーク対応させているためクラウドの別料金が高くなっています。
当然サーバーの利用料は別にかかりますが、ソフトウェアとして別料金になっているのは相当危ないかもしれません。

もう一つは安定性です。
例えばWindowsサーバーが新しいのに対応していないケースであったり、
あるいは作り直しぐらいの価格がかかるケースだったりします。
要するに未来への対応が全く出来ないケースです。

このケースは意外と多いのですが、内部のシステムをソフト会社さんが全部手動で更新しなければいけません。
そのため、「コストがかかりますよ」ということがあります。
それは少しマズイと思う形です。

あるいはカスタマイズ作業が別途見積もりのケースです。
それが出来ないと開発が出来ない状態です。
いわゆる今の開発の流れ全開発と言われていまして、言われてすぐに対応出来るように、開発期間が極力短くなるようにという形の開発体制が多いです。
全開発が全く出来ない会社さんが少なくないと思います。
この古いやり方でやっていると、上手くいかないことが多いのでないかと思います。

もしくは小さなカスタマイズ
社名を変えたり、伝票掲示に変えたりだけで別料金にします。
これは「伝票が無くなったらどうするんだ」ということがあります。
昔だと別料金でもらえたのが、今は通る話ではないのでその体系が今だに残っているというのがマズイのではないかということです。

以上アプリケーション選びの一つの参考にして頂ければと思っています。
今回はカスタマイズできない販売管理システムで大丈夫?クラウドですら無料対応できてないアプリを使う企業がたどる末路とはいうお話をさせて頂きました。
参考になれば幸いです。

カスタマイズできない販売管理システムで大丈夫?クラウドすら無料対応できてないアプリを使っている企業がたどる末路とは」の動画版はこちら。

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