(2)テレワークのメリット

前回は新型コロナによる自粛ムードの中でテレワークが注目を浴びていることについてお話ししました。
今回はテレワーク導入の具体的なメリットについてお話ししたいと思います。

前回記事「(1)新型コロナでも動じない働き方の変えかた。
シリーズ一覧「間違いだらけのテレワーク

テレワークのメリット

こうして注目を集めるようになったテレワークですが、様々な恩恵があります。
ここでは大きく分けて3つの効能についてお話ししていきたいと思います。

  1. ウイルス感染のような非常事態に対処できる

    地震災害、疫病。
    この国では様々な危険と隣り合わせです。
    停電などで街が機能しない時もあれば、水害などで拠点を追い出される可能性だって否定できません。

    そんなときに、どこにいても業務を再開できるというのは非常に大きな強みとなります。

    こんな時代だからこそ、分散化・リモート化。
    非常に重要な要素かもしれません。

  2. 社員のキャリア変化に対応できる

    これまでは男性社員中心で9時6時残業ありという会社が圧倒的多数でした。
    そんな伝統的な雇用形態の会社にもテレワークの必要性は増すばかりです。

    なんといっても超高齢化社会です。
    親の介護を抱える社員が増え、旦那さんの介護への負担が急増します。

    親の介護を抱える人がどんどん増えていく

    これまでの働き方を強要し続けるとどうなるのか?

    介護離職が増大し、働き盛りの中心社員から順に人材を失うことになります。

    それでは会社はやっていけない!

    企業側も労働時間を調整しながらの働き方を提示していく必要があります。
    在宅で介護をしながら働ける環境を用意できるなら求人も増えることでしょう。

    人材での悩みは一段落するはずです。

  3. 地元で採用できない人材を活用できる

    テレワークが充実してくると、これまでの拠点以外での働き方が充実してきます。
    特に東京が拠点ではない会社さんにとって都内の人材やサービスを活用するチャンスです。

    拠点以外での人材を活用するチャンス

    ノマドワーカーを一人置いておけば実際の調整業務は任せることができます。

    また新しい人材や外部サービスを取り入れることによってトータルの人権コストを抑えられ、結果的に収益力向上に貢献することができます。

    なんと素晴らしいテレワーク
    まさに理想的な話じゃないですか!

次回記事は「(3)しかしそうはいかない現実」です。